私が日本で学んだこと
ラープシーダー・ウタイワン
シラパコーン大学 7+1プログラム生(タイ)
私は東京学芸大で本当にいろいろなことを学びました。これから、私が授業や授業以外の場所で学んだこと、そして、留学を全体通して学んだことを書きたいと思います。
私は東京学芸大学でたくさんの授業に出て、多くのことを学びました。例えば、私は「日本語3メディアで学ぶ日本語A」という授業を履修しました。この授業では、音楽、アニメ、マンガなど、さまざまなメディアで日本語や日本の文化を学びました。また、川柳も書いてみて、とても楽しかったです。さらに、諺も学びました。日本の諺とタイの諺に似ている意味のものがあって、とても興味深かったです。私にとって、一番楽しかったのは、「日本語の歌」の発表です。先生が好きな歌の歌詞を選んで、クラスで好きな部分について説明してから、みんなに曲を流しました。私は音楽を聴くことが好きなので、自分の好きな曲を紹介できるのがとても楽しくて、ワクワクした気持ちになりました。
もう一つ履修して楽しかった授業は、「日本語3会話A」という授業です。最初は、先生の教え方にまだ慣れていなかったので、とても難しく感じました。でも、勉強を続けていくうちに、だんだんと楽しくなってきました。先生が使っていた教科書に出てくるキャラクターの気持ちについて考え、そのキャラクターになりきって会話の練習をするのが面白かったです。それぞれのキャラクターが相手に対してどう話すのかを考える必要があり、まるで演技の勉強のようでした。また、会話の中で相手と「あいづち」をたくさん練習しました。日本人にとって、あいづちはとても大切な会話のマナーだと思います。相手の話をしっかり聞いているという気持ちを表すことができるからです。面白い授業だと思います。
授業以外では、私は「GUISC(Tokyo Gakugei Univ. International Student Committee) Farewell Party」に参加しました。その日は、初めて花火をしたり、盆踊りを踊ったりして、とても楽しかったです。日本人の学生やさまざまな国から来た留学生も参加していて、みんなで話したり、お菓子を食べたりして交流しました。また、日本に留学した感想について、他の留学生と意見を交換することができました。同じ意見の人もいれば、違う意見の人もいて、いろいろな考え方を知ることができました。ほかの人の意見を聞くのがとても楽しく、良い経験になりました。
授業や大学のイベントだけでなく、日本の生活や旅行からも私はいろいろ学びました。中でも一番印象に残っているのは、河口湖です。人生で一番近くから富士山を見ることができて、「自分は将来、何のために働きたいのか」に気づきました。またいろいろな場所へ旅行するために、がんばって働きたいです。
この留学で、日本語だけでなく、自分のことについてもいろいろ気づきました。いろいろな人と話したり、違う文化にふれたりして、考え方が広がったと思います。今回の日本での留学は、短い期間ではありましたが、私にとってとても大きな意味がある経験でした。人生の中で、素晴らしいチャンスの一つだったと思います。勉強については、まだ努力が必要だと感じていますが、それ以上に、私は「生活」について多くを学びました。人との関わり方や自分自身のこと、日本人の考え方や文化について、だんだん理解できるようになりました。留学中には、楽しいことだけでなく、大変だったこともありましたが、それを乗り越えることができました。この経験を通して、「これからどんな困難や挑戦があっても、私はきっと大丈夫」と思えるようになり、自信を持って決められるようになりました。自分の将来の目標もはっきりしてきました。タイに帰ってから、大学最後の一年を楽しみながら、日本語の勉強や他の科目もがんばって、いい学生生活を送りたいです。
