ご挨拶

Greeting

国際交流/留学生センターは、2023年度の改名以来、本学における「教育のグローバル化」の拠点として、留学生の受け入れと日本人学生の海外派遣の両輪を強化してまいりました。
 現在、本学は世界約70の大学と協定を結び、約200名の外国人留学生が学ぶキャンパスとなっています。1985年から続く教員研修留学生や日本語・日本文化研修留学生の受け入れは、本学が誇る伝統であり、世界中の教育現場と繋がる貴重なネットワークの源泉です。本センターでは、これら留学生への専門教育や生活支援を行うとともに、伝統芸能の見学や地域社会との交流を通じ、多角的な日本理解の場を提供しています。
 こうした日々の学びの積み重ねは、留学生のためだけのものではなく、共に学ぶ本学学生にとっても、将来の教育現場を見据えた重要な経験となります。今、私たちを取り巻く学校現場は、急速に多様化が進んでいます。学生時代に異文化の中に飛び込んでいくことも、キャンパス内で留学生と共に学ぶことも、単なる学生時代の思い出としてではなく、遠くない将来に出会う多様な背景を持つ子どもたちに寄り添い、広い視野から導くための「教育者としての原動力」となるはずです。
 また、教育支援職として社会を支えようとする学生の皆さんにとっても、グローバルな視点は不可欠です。異なる価値観を持つ他者と対話し協働する経験は、変化の激しい現代社会において自らを高め、新たな教育のあり方を構想するための揺るぎない土台となります。
 「教員養成の国際交流」とは、単に言葉や文化を学ぶことにとどまりません。それは、自分とは異なる他者を理解しようと努めるプロセスそのものであり、その経験こそが、未来の教育を創る皆さんの糧になると確信しています。
 本センターの運営は、学内外の皆様の温かい支えにより成り立っています。次代を担う学生たちが、この場所から世界へ羽ばたき、また世界を迎え入れることで大きく成長できるよう、今後とも皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

令和8年4月 国際交流/留学生センター長 木村 守