スウェーデン・ウメオ大学への留学
B類英語教育学 専攻
池田晴哉
私は、非英語圏である日本で暮らす生徒の英語力を引き上げる指導力を獲得するために、非英語圏でありながら高い英語力を誇るスウェーデンの英語教育を学びたいと考え、スウェーデン北部のウメオ大学に留学しました。現地では、大学の授業と並行して、中学、高校に訪問し授業観察を行うなど、大学内外で留学中にしかできない勉強・活動をすることができました。
ウメオ大学はヨーロッパを中心に世界各国から留学生が集まる大学であり、留学生の満足度ランキングでは、世界一に輝いています [1]。ウメオ大学には、Buddy Programmeという、スウェーデンの学生と留学生がグループになって1セメスター間イベントなどを通して交流をしていく制度があり、様々な国の学生、専攻が違う学生など多くの学生と出会うことができます。
冬には日が数時間しか出ず、気温も-30℃まで下がるという厳しい環境だからこそ、人々の温かさ・優しさや距離の近さを感じました。また、空を見上げればオーロラを簡単に見ることができ、冬には凍った湖でアイスバスをするなど、どれも忘れられない思い出です!
留学というと語学力向上が目的になりがちですが、留学の真の目的は、“異文化と衝突し、それらを乗り越える経験をすること”であると私は思います。生まれも育ちも異なる人たちと生活をする中で、必ず自分には受け入れ難いことに遭遇します。それらの困難を乗り越えることで自分の視野を広げる経験ができると思います。皆さんもぜひ学芸大の派遣留学制度を使って世界に羽ばたきましょう!
[1]https://www.umu.se/en/education/student-services–support/satisfiedstudents/
(2025年4月)