教員研修プログラム
Teacher Training Program for Foreign Teachers
概要
教員研修留学生プログラムは、本国で教育ないし教育行政にたずさわる人が日本の大学の教員養成プログラムにおいて18か月間の研修を行い、その成果を帰国後に本国で生かすプログラムです。
東京学芸大学では、「教員研修留学生」制度が創設された1980年以来、毎年10数名を受け入れています。研修留学生の研究はそれぞれ指導教員のもとでおこないますが、日本語の運用能力を身につけずに来日した場合は、最初の1学期間、国際交流/留学生センターの日本語コースにて、1週間9コマ×14週間の集中コースを受講します。
研修内容
1.個人研究
本人の希望する研究テーマについて、指導教員の指導の下で研究し、研修プログラム修了時までにその成果を、日本語もしくは英語でレポートにまとめて提出する。これは報告書として刊行されます。
参考資料:プログラム修了生らの研修レポートのタイトル
- 日本の「GIGAスクール構想」による授業方式の変化
- 韓国と日本の不登校問題 ―不登校の現況とその対応方法の検討を中心に―
- 「アクティブ・ラーニング」というプロセスで楽しく学べる授業づくり
- 充実した学校図書館運営のため—図書館教育のためのsoftwareとhardware—
- Cultural Context in EFL Textbooks in Japan and Indonesia
- Effective Use of Group Activities in Elementary English Education
- A Study of the Effects of Decentralization on Parent Participation in Education in Japan.
- A Study of School Management in Japan: From School Goal to Classroom Success
2.科目の履修
指導教員の指導のもとで、研修生の希望、個人研究のテーマ、日本語能力などを考慮して履修科目を決定します。
日本理解科目
本プログラムの修了要件として、下記の2科目以上を履修しなければなりません。
① 年度ごとに指定する科目の中から1科目以上。
② 「日本理解科目A〜H(春学期ACEG、秋学期BDFH)」、「多文化共修科目A~D(春学期AC、秋学期BD)」、「短期留学プログラム(ISEP)講義科目」のすべての科目の中から1科目以上を履修する。(①+②で2科目以上)
科目とその概要については各学期の初めに案内します。日本理解科目の一覧表はこちら。
特別演習
来日直後の1学期間、週1回行われる教研生特別演習を履修しなければなりません。特別演習では、講義のほか、学校訪問などの学外の活動も含まれます。
日本語科目
日本語科目はプログラムの必修科目ではありませんが、履修を希望する者は必ずプレースメントテストを受け、その結果にしたがって推奨されるクラスを受講してください。日本語科目の一覧表は、国際交流/留学生センターのホームページに掲載されています。
3. 課外活動
附属学校・教育行政機関・施設などの参観、地域の文化活動への参加、日本人学生との交流、見学実習などを必要に応じて実施します。
修了証書 Certificate of Completion
所定の研修を終え、その成果を指導教員が認めた者については、本学学長の名において修了証書を授与します。